工場紹介・見学について
浜松市西部清掃工場の
最先端処理システム
キルン式ガス化溶融炉
プロセスフロー
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ごみの搬入
ごみ収集車が収集したもえるごみなどが浜松市西部清掃工場に搬入されます。搬入扉は8門あります。
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ごみピット
ごみピットは運ばれた大量のごみを一時的に貯める場所で、深さ約15mあります。
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熱分解
破砕した細かいごみを、空気のない状態で約1時間、450℃で蒸し焼きにして、熱分解ガスと熱分解固形物にします。
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分別
熱分解固形物を熱分解カーボン(炭)と金属類に分けます。
間違って混入した金属類もミックスメタルとして再利用します。 -
燃焼溶融
熱分解ガスと熱分解カーボンを約1300℃の高温で燃焼・溶融します。灰分は高温で溶けてスラグとなります。またごみピット内の空気を燃やすことで、工場外への臭気漏れを防いでいます。
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高温空気の回収
燃焼溶融路から出た高温排ガスの熱を利用し、[3]の熱分解ドラム加熱用の高温空気を回収します。
すなわち熱(サーマル)のリサイクルを行います。 -
熱回収・発電
さらに高温排ガスの熱を利用して、廃熱ボイラで水を蒸気に変えて、発電機のタービンを回し電力を発生させます。
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排ガス処理
排ガスは減温塔で冷却後、バグフィルタで飛灰や塩化水素、硫黄酸化物を取り除き、触媒反応塔でダイオキシン類と窒素酸化物を除去してクリーンな状態にして排気します。