浜松市溶融スラグについて
浜松市西部清掃工場のごみから生まれる建築資材
浜松市溶融スラグについて
溶融スラグとは、ごみなどの廃棄物を高温（1,300℃）で溶かし、
水槽で急冷した際に生成される砂状のリサイクル資材です。
こちらの資材は道路用コンクリートや地盤改良材として活用いただいています。
また、浜松市の公共工事は「浜松市溶融スラグ有効利用ガイドライン」に則した利用が必要になりますが、
民間の工事はこの限りではありません。
浜松市溶融スラグの特性
- 浜松市公共工事で頻繁に利用されています。
- 水砕したスラグをさらに磨砕しているので、粒度が安定しています。
- 冷却水槽を通っていますので、微粉が取り除かれています。
- 鉄鋼スラグ(水砕)と同様の性状で、アルカリ刺激による潜在水硬性を有します。
適用用途（利用実績）
- アスファルトコンクリート
- 道路用コンクリート二次製品
- 下水道管巻き材
- 工場造成路床改良
- メガソーラー造成表層改良
- インターロッキングブロック敷き砂
適用用途（民間需要での可能性）
- 擁壁裏込材
- 土工用盛土材、埋戻材
- 覆土材
- インターロッキングブロック用細骨材、コンクリート間知ブロック用細骨材
- 地盤改良材 (セメント、石灰との混合によるセメント系固化材の代替)
- 溶融スラグ入り改良土
浜松市溶融スラグの購入について
- 販売価格
- 220円/ton
- 引き渡し場所
- 浜松市西部清掃工場
- お問い合わせ先
-
西部清掃工場
tel.053-440-6008
- 500ton以上の大口の場合には、舞阪・吹上地区にある保管用地での引き渡しになることがあります。
- 浜松市西部清掃工場に問い合わせください。折り返し、購入要項をお送りします。
- また、運搬車両を手配できない方には、特約の建材店を紹介いたします。
施工実績のご案内
新東名高速、森PAでインターロッキングブロック舗装工の敷砂として利用されました。
コンクリート平板透水性舗装のフィルター層(砂)としても利用できます。
- 試験地の例
-
最大粒径 4.75mm以下
75μmふるい通過量 4%
粗粒率（FM） 2.61
雨水管渠の管巻き材として使用されました。
メガソーラー発電所敷地の表層改良材として利用されました。
RC砕石との混合(溶融スラグ30%)での敷設や地盤改良の添加材料として利用されています。
表層改良の目的は、作業車がアクセスできる路盤造成、敷地内の防草・防塵などです。
溶融スラグ入り土質改良土の試験結果
西部清掃工場内で試験施工（下層路盤）を行いました。
土質改良土プラント※の改良工程で、溶融スラグ30%（改良土70%）を添加して、
溶融スラグ入り土質改良土を製造、西部清掃工場内に下層露盤の規格で施工しました。
試験結果は下層路盤の要求を満たすものでした。
民間工事、仮設工事での利用が可能です。用途としては、仮設駐車場、仮設進入路、防塵・防草舗装、液状化対策の埋戻し、法面の雨裂防止などが考えられます。
試験結果
